映画『007 カジノ・ロワイヤル』をネタバレあり評価!新たなボンドの魅力、今でも斬新なアクション・シーンの塊は最高にエンターテイニング

007 カジノ・ロワイヤル


監督:マーティン・キャンベル
出演:ダニエル・クレイグ、エヴァ・グリーン、マッツ・ミケルセン、ジャンカルロ・ジャンニーニ、カテリーナ・ムリーノ、シモン・アブカリアン、イザック・ド・バンコレ、イェスパー・クリステンセン、ジュディ・デンチ 他
言語:英語
リリース年:2006
評価★★★★★★★★★☆

Casino Royale(2006) ©Sony Pictures Releasing『参照:https://www.imdb.com


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~”ダニエル・クレイグに渡ったジェームズ・ボンドのバトン!クラッシーでスタイリッシュなボンドらしさは健在、だけどクレイグ版はもっとハードでスパイ・エージェントらしい雰囲気を纏っていてスクリーンに惹きつけられる!”~
~”入り組んだストーリー、陰謀の裏に隠された陰謀とは?幸せと思われたラストに控える驚愕の真実とは?ハイスピードで駆け抜けるアクションとクレイグの突き刺す様なアイスブルーの瞳から目を離せないスパイ・アクション映画”~

もくじ


あらすじ

英国の秘密情報機関、通称MI6に所属するジェームズ・ボンド
プラハで内部汚職の根を絶って殺しのライセンス00(ダブルオー)を取得
爆弾密造人の監視任務で、男の携帯電話に届いたメッセージを読み解き、
送信元をバハマの某ホテルである事を突き止める
そして送信者の武器商人ディミトリオスとその妻に接触
マイアミ国際空港で披露される最新の大型旅客機の爆破計画を知ったボンド
爆破計画を阻止したボンドはル・シッフルと名乗る男の存在を知る
ル・シッフルは国際テロ組織の個人バンカーで
旅客機の製造会社の株を空売りして巨額の金を得ようとしていた
投機に失敗したル・シッフルはテロ組織に金を返す為ポーカー・ゲームに参加
テロ組織の資金源を止めるべく、ボンドもゲームに参戦するが・・・


レビュー

ショーン・コネリーやピアース・ブロスナンに続き、スパイ映画のアイコンとなったジェームズ・ボンドの鏡面磨きが煌めくクロケット&ジョーンズに足を滑り込ませたのはダニエル・クレイグ。

ジェームズ・ボンドに扮した歴代の名優を順位付けする議論をする心積もりはありませんが、ダニエル・クレイグは歴代で最もスマートで寡黙、俊敏である事は間違い無い。チャーミングなルックスで女性を魅了するプレイボーイは健在ですが、『007 カジノ・ロワイヤル』でボンドが女性に近付くのは全て任務の為のハニートラップでセックス・ドリブンでは無い事も好印象。ソランジュからディミトリオスがマイアミ国際空港に向かった事を知ると、美女と一夜を楽しむ事無く、ボンドは空港へと疾駆します。『007 カジノ・ロワイヤル』は拳と拳銃だけでは無く、相手の心理も巧みに嬲る知的なウィットも駆使するボンドにクレイグは格好の俳優である事を実感出来る作品です。

代替わりしたクレイグにはジェームズ・ボンドとして銀幕を飾る処女作となりますが、『007 カジノ・ロワイヤル』の原作は小説を手掛けた著者イアン・フレミングの処女作でもあり、ジェームズ・ボンドに触れた事が無いオーディエンスにも最初に鑑賞するシリーズ作品として特にお勧めしたい映画。原作となる小説でもイアン・フレミング自身、ボンドのエッジを模索している段階でキャラクターを知り、馴染むにも誂え向きです。それに加え、『007 カジノ・ロワイヤル』ではMI6(実在する英国政府の管轄下に置かれる情報機関で、主に機密情報の収集や情報工作を任務としている)のエージェントとして任務中に殺人を許可する殺人ライセンス、通称00(ダブルオー)を新たに与えられたばかりのボンドも、キャリアが次のステージを迎えてフレッシュなスタートを切ります。冒頭のモノクロシーンで早速そのライセンスを使って見せてくれる、リーサルなオープニングには胸が躍ります。

『007 ゴールデンアイ』(1995年)のマーティン・キャンベル監督を再び迎え、ラストの捻りまで飽きさせない手腕を振るいます。


映画『007 カジノ・ロワイヤル』の評価とネタバレあり感想
ハードでセクシー、突き刺す様なアイスブルーの瞳が一縷のエレガンスを感じさせる新たなジェームズ・ボンド


出典:”Casino Royale(2006) ©Sony Pictures Releasing”『参照:https://www.imdb.com

一度観たら焼き付いて頭から離れない壮絶で凝ったアクションも筆舌に尽くし難いエンターテインメントに富んでいます。アクションと言っても『イップ・マン 序章』(2008年)に泡を吹かせる様なシーケンスばかりでは無く、ジェームズ・ボンドと切っても切れない逃走劇やカーチェイスを含めて観ているだけでアドレナリンの波濤が襲い来る。マダガスカル共和国に潜んでいた爆弾の密造人と繰り広げるチェイス・シーンは特に忘れられません。

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建設中の建物の中を駆け巡る2人。上部に細いスリットが空いた行き止まりの壁に迫る密造人の男は、そのまま直進して天井に通ったパイプを支えに身体の向きを捻って走った勢いのまま細いスリットを見事に抜けます。そのシームレスな動きは呆気無く、巧妙で印象的。片手に拳銃を振り回しながら街中を走り回るだけでは無い、昨今でさえ目にする事が少ないデザインし尽くされたアクションは素晴らしい。

過去の作品に比べて殺人にも軽みが無く、全てが汗と血が混ざった痛々しく、重いシーンばかりです。缶ジュースを開ける様に悪人の息の根を止めるこれまでのボンドでは無く、むさ苦しく泥臭い格闘劇に引き込んでくれるのも魅力的。ロジャー・ムーアがボンドとしてのキャリアで汚したタキシードの数よりも、『007 カジノ・ロワイヤル』1本でクレイグが血に染めたり、破ったり、水浸しにしたタキシードの方が多い。クレイグが演じているボンドはこれまでの様に映画スターを意識したスパイでは無く、MI6のエージェント、ジェームズ・ボンドなのです。

然りとてシリーズの伝統も忘れてはいない。『007 カジノ・ロワイヤル』のラストに控えているのも、トロピカルで微風が心地良さそうな名も無きビーチで美女と戯れるシーン。激しいフレンチキスで締め括るならば、ボンドを差し置く事は有り得ない。その心安らぐエンディングと思しき美女とのアバンチュールも、映画が軋む急ブレーキを掛けてUターンし、ボンドを再びアクションに投じるまでの束の間ですが。


映画『007 カジノ・ロワイヤル』の評価とネタバレあり感想
エヴァ・グリーンのパーフェクト過ぎる美貌にはスクリーンに登場する度に驚かされる、無視出来ない観どころの1つ


出典:”Casino Royale(2006) ©Sony Pictures Releasing”『参照:https://www.imdb.com

スパイ映画に顕著なSFをも彷彿とさせるガジェットが少ない事にも安堵しました。『キングスマン』(2014年)の様なコメディ・アクションならいざ知らず、『007 カジノ・ロワイヤル』のボンドが爆発する万年筆やマシンガン付きのバグパイプを使おうものなら興覚めです。登場するガジェットと言えば、ボンドのアストン・マーティンに常備された救命医療器具程度です。

『007 カジノ・ロワイヤル』は『007 ノー・タイム・トゥ・ダイ』(2020年)まで続くシリーズの第一作ではありますが、単作として完結するクォリティを有していると言っても過言ではありません。中盤に差し掛かる前で観られるマイアミ国際空港で爆弾テロを凌ぐシーンなど、多くのアクション映画でクライマックスとしてそのまま幕を閉じても違和感が無い仕上がり。第二作となる『007 慰めの報酬』(2008年)はマーク・フォスター監督に代わりますが、いずれもシリーズのパーツとしての位置付けを超える品質でボンドをスリックなアクションを届けてくれるので、『007 カジノ・ロワイヤル』でボンドに惚れ込んでも続編で期待を裏切られる恐れもありません。

アクション映画やスパイ映画に目が無い方なら既に鑑賞されていると思いますが、シリーズとなる作品を敬遠していた方でも一話完結で楽しめる映画としてラストの捻りまで辟易する事無く鑑賞頂けるはず。

映画『007 カジノ・ロワイヤル』の評価とネタバレあり感想
スカイ君
最初に観た時はまだガキだったから話が難し過ぎて分かんなかったが、アクションのシーンは確かにインパクト凄くて頭に残ったな!パルクールをそもそも創めた人が実際に演じているから、そりゃ凄い訳だ
映画『007 カジノ・ロワイヤル』の評価とネタバレあり感想
モカ君
ボクも楽しかった!ダニエル・クレイグさん、渋い感じで格好良いよね、今までのジェームズ・ボンドがジャニーズだとしたら、クレイグさんは西島秀俊さんとか阿部寛さんを厳つくした感じ!格好良すぎてスパイにしては目立っちゃうかも
映画『007 カジノ・ロワイヤル』の評価とネタバレあり感想
スカイ君
ランボルギーニとかフェラーリなんかよりアストン・マーティンが断然欲しくなったぜ!でも俺はオープン出来るハードトップが良いからなぁ、そうするとカリフォルニア・・・おっと話がズレてしまった!いつも通り、ここからはネタバレありで感想を言ってくぞ!ラストの哀しいサプライズは絶対に本編で観てくれ、まだだったらこの先は自己責任で頼む!・・・でもやっぱり観てくれ!
キャラクターに魅力が立つ数少ないリアリティ溢れる『007 カジノ・ロワイヤル』

ジェームズ・ボンドの映画には往々にして決まった型が存在します。

オープニングのテーマソング、Mが緊急の任務要請を両手にボンドの元を訪れ、Q(『007 カジノ・ロワイヤル』には登場しませんが)が新作のガジェットを披露し、ヴィランが登場し、ボンド・ガールとワンナイト・スタンドが入ってボンドへ危機が迫り、ヴィランの悪しき計画が晒されてボンドは絶対絶命へ陥り、銃声とアストン・マーティンのエンジン音が唸りを上げてエンディングを迎える。使い古された公式ですが、作品次第でローラーコースターの様に楽しいワンライドにもなれば、退屈でルーティンにもなり得ます。

前者であっても、観どころは日常と懸け離れたスパイ界のミステリアスな任務やストーリー、アクションであって派手な殺人をパフォームしているキャラクターには真の意味でスポットライトが当たる事は稀です。

『007 カジノ・ロワイヤル』も例外では無く、型のどの辺りに居るのかも分かるし、その後の流れも概ね予想が付きます。しかし、『007 カジノ・ロワイヤル』は誰かの死や危険に意味を与えてくれます。大きな理由の1つとしてエミー賞や作品賞を受賞したポール・ハギスの磨きがかかった脚本とのシナジーも特筆に値しますが、何よりもダニエル・クレイグの存在がある事は否めません。

歴代のボンドは紳士的でエレガントなオーラを絶やさないプリティ・ボーイズでしたが、スポーティでハンサムでありながら下がった目尻と特徴的な口元は甘いマスクと形容し難いクレイグ。しかし有無を言わせない男性的な魅力が漂い、単に表面的な美しさやエレガンスに執着する事無く、キャラクターとしてのジェームズ・ボンドに価値を置いている様な印象を受けます。殴っても痛みを感じ無さそうなプリティなボンドと違い、クレイグのボンドは安全ピンで刺したら確かに血が流れる人間。


映画『007 カジノ・ロワイヤル』の評価とネタバレあり感想
華やかなプリティ・ボーイでは無いけど、スーツ姿と凛々しい表情がとんでもなく格好良い

出典:”Casino Royale(2006) ©Sony Pictures Releasing”『参照:https://www.imdb.com

死ぬ事は無いであろうボンドの危機や絶対絶命の状況下でも、その身を案じずには居られません。マティーニをステアでもシェイクでも良いと吐き捨てるシーンは、無感情を極めたジェームズ・ボンドの映画に登場する人物に似つかわしくない、ゲームに負け掛けている人間的な焦りや怒りが見える瞬間。クレイグが扮するボンドはマスキュリンで寡言でありながら、善悪や他者への想いを隠せない人間性が魅力です。

“Do I look like I give a damn?”

キャラクターが立つ事とは少々異なるので余談にはなりますが、デンマーク人俳優のマッツ・ミケルセン演じる『007 カジノ・ロワイヤル』のヴィラン、ル・シッフルも世界を震撼させるマニアックな兵器を担いだ単なる悪人では無い事に注目したい。テロリストの個人バンカーなる肩書は冴えない印象がありますが、緊迫感がピークを迎えるラストのポーカーではル・シッフルもボンド同じ難境に置かれていて、面白い事に絶妙なシンパシーを誘われます。

ボンドの周りを華やかに彩るオブジェの様な存在だった美女も、『007 カジノ・ロワイヤル』では単なる背中が空いたドレスを着こなすマネキンに留まらず、ボンドの心を惹き付ける内面のか弱さや抱えている過去を匂わせる人間的な側面を与えられています。ヴェスパー・リンドを演じるエヴァ・グリーンの超自然的な美貌は、ただスクリーンに映るだけで恍惚としてしまうと言ったらフェミニストの怒りを買いそうですが、ボンドがMI6を辞職して一生を彼女に捧げるまで心を深く奪われてしまうのも無理はありません。

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毎夜の如くワンナイト・スタンドを楽しむボンドが誰かを本当に愛するラストは、波乱の末に安寧の地に辿り着いた様な気持ちになります。口惜しい点を挙げるとすれば、クレイグのセクシーな魅力とグリーンの色香を以てしても2人の間に確かなケミストリーを感じられなかったこと。

視線を奪われる美男美女に間違いはありませんが、カップルとしての説得力は見当たらない。ヴェスパーの思惑に鑑みると不自然では無いかも知れませんが、ボンドに対する想いの全てが偽りで無かった事を考えると真実味は欲しかった。


映画『007 カジノ・ロワイヤル』の評価とネタバレあり感想
加減が効いたウィットも披露するが、2人の相性は絶妙に違うかも


出典:”Casino Royale(2006) ©Sony Pictures Releasing”『参照:https://www.imdb.com

真実味と言えば頭に焼き付いたと述べたオープニング直後のチェイス・シーンに戻りますが、爆弾の密造人を演じたセバスチャン・フォーカンはパルクールのインストラクターで極力テクノロジーに依存しない『007 カジノ・ロワイヤル』のスタンスを明確にしています。現実主義的で、スタントの殆どは実際の動作や時間の流れに沿う様に撮影されています。アクション映画の多くは当然ながらその醍醐味を無論アクションに位置付けますが、そのエッセンスは視覚的に洗練された、スタイリッシュなインパクトを注視する一方で、『007 カジノ・ロワイヤル』はアクションの本質的な混沌を惜しみ無く堪能させてくれる。

『007 カジノ・ロワイヤル』もアクションのインパクトを増幅させる錯覚を引き起こすカメラアングルを用いたり、映像の編集を巧みに使っている事は明らかですが、恰も眼前で死闘が繰り広げられているかの様な臨場感を齎すリアリティは評価したい。

観どころはフィスト・ファイトや轟音と共に疾走するアストン・マーティンだけでは無いが、完璧なボンド作品は無論存在しない

アクションの魅力に関しては言葉で綴るよりも、観て頂いていれば充分に満喫出来たと思われるので詳細な言及は避けます。百聞は一見に如かず、言葉を連ねても限界が来てしまう。

シックなグレーのアストン・マーティンDBS V12の登場も思わず口笛を鳴らしたくなる。それが暗夜を疾走する姿と言ったら涎が出てしまいそうですが、ル・シッフルに捕らわれる直前に大破してしまう瞬間には顔を顰めずにはいられません。アクションや息を呑む様な美女に加えて、アイコニックなスーパーカーもジェームズ・ボンドの伝統ですが、それに反して『007 カジノ・ロワイヤル』のコアなエンターテインメントの場は息が詰まる様な静寂に時折包まれるポーカーテーブル。

固唾を飲んで互いの手札と顔色を静かに凝視する面々。

途中、サスペンスフルなオバンノとの乱戦が挟まれますが、『007 カジノ・ロワイヤル』のクライマックスは殆どが睨み合いのシーンで構成されています。キャンベル監督はボンドとル・シッフルが互いの深淵を覗き込もうとする鋭い眼光にカメラを数秒もフォーカスさせ、切迫した雰囲気を強調する事に成功。

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殊にル・シッフルはヘモラクリアを患った左目から血の涙を流すだけで無く、血が通わない為か色を失った灰色の光彩を湛えた瞳がその効果に拍車を掛けます。ポーカーのルールを知らないと冗長に感じてしまいかねないシーンですが、幸いにもボンドの同僚のルネ・マティスがヴェスパーにゲームの局面を説明するカットが挟まれるので、持ち金を全て賭けに出す大博打を打っている瞬間程度は拾えるものの、私もフラッシュやフルハウスの意味は良く分かっていません。それでもこのシーケンスが生む緊迫感は確かで、手に汗握るには充分です。


映画『007 カジノ・ロワイヤル』の評価とネタバレあり感想
ポーカーで一攫千金を狙うル・シッフルの冷たい瞳には長く見つめられたくない


出典:”Casino Royale(2006) ©Sony Pictures Releasing”『参照:https://www.imdb.com

『007 カジノ・ロワイヤル』のダウンサイドは、歴代のジェームズ・ボンドを強くイメージしてしまうと、風貌や振る舞いは無論、ファンタスティックなエレガンスに欠けるクレイグのボンドには肩を落とすかも知れないこと。

それに加えてアニメーションが印象的なオープニングをアカンパニーするテーマソングが少々ミスマッチな点も残念。

他にもラストでヴェスパーがル・シッフルの内通者である事が判明した後に続く悲劇は、美しいベネチアの景観に相応しいものの、巨大なビルが地鳴りの様な音と共に崩れ落ちる演出は余計。それまで銃声や爆音は充分に堪能したので、ボンドが珍しく愛した女性の最期は過度な演出は抑えて、厳かにしても良かったのでは無いかと感じました。

しかしながら、『007 カジノ・ロワイヤル』は特異なアクションと入り組んだストーリー、秘密情報機関のエージェントをイメージさせるメイクオーバーで生まれ変わったジェームズ・ボンドと、キャラクターの思惑や各々の感情が醸し出すドラマも観どころ。久しく自信を持ってエキサイティングと表現したいジェームズ・ボンドの作品で、アクションを求める方にもストーリーを求める方にも通用する映画としてお勧めしたい1本になっています。


この映画を観られるサイト

ジェームズ・ボンドは日本で人気が無いのか驚いた事に『007 カジノ・ロワイヤル』は国内の動画配信サービスで観る事は出来ず、Amazonにて購入すれば鑑賞出来ますが1500円と高額なのでレンタルをお勧めします。

まとめ

アクションに重なるアクション。しかも、1つ1つのアクションが計算し尽くされ、リアリティを追求したクォリティで届けられるので観ていて飽きないし、ストーリーもイアン・フレミングのグリッピングな内容を再現しており、展開が気になる。

クレイグの新たなボンドは歴代と比べて大きく印象が変わりますが、私としてはよりエージェントらしく、人物としてのキャラクターが描かれている印象で、虜になってしまいました。

失笑しかねないガジェットや物理法則をあからさまに無視したアクションから大きく離れて現代に息を吹き返したジェームズ・ボンドの『007 カジノ・ロワイヤル』は全ての方にお勧めしたいエンターテインメントです。映画に興味が薄い方でも、是非、一度は手に取ってみてください。

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