待望の『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』をネタバレありでレビュー!前作に比べて、青春コメディ色が強まった作品に!

SF 『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』をネタバレありでレビュー

スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム


監督:ジョン・ワッツ
出演:トム・ホランド、サミュエル・L・ジャクソン、ゼンデイヤ、コビー・スマルダーズ、ジョン・ファヴロー、J・B・スムーヴ、ジェイコブ・バタロン、マーティン・スター、マリサ・トメイ、ジェイク・ジレンホール 他
言語:英語
リリース年:2019
評価★★★★★★★☆☆☆

Spider-Man: Far From Home(2019) ©Columbia Pictures『参照:http://www.collider.com


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~”『スパイダーマン:ホームカミング』で超エンジョイ出来たティーネイジャーの学園映画っぽさは健在だけど、ネッドとピーターのバディ感は薄れ、青春映画の不器用なラブコメが主張する映画”~
~”原作コミックスのファン待望のミステリオ、金魚鉢の異名を取るヘルメットはしっかり再現しているし、アクションも悪くないけどスパイダーマンらしい動きを味わえるシーンは期待していたより少なめ”~

もくじ


あらすじ


メキシコを訪れたS.H.I.E.L.Dのニック・フューリーとマリア・ヒル
そこへ突如現れた動く土の塊を思わせる怪物
咄嗟に銃を取り出した二人だが、彼らは緑の閃光を放つ謎の男に救われる
一方ニューヨークのミッドタウン高校は研修旅行でヨーロッパへ
ピーター・パーカーは旅行中に同級生のMJへ告白しようとあれこれ悩んでいた
しかし、ベネチアに滞在中、水の塊と思しき怪物に襲われる一同
慌てるピーターだがそこにも謎の男が現れ、二人は協力して怪物を撃退
男はクエンティン・ベックと名乗り、別次元から現れたヒーローだと言うが・・・
『アベンジャーズ/エンドゲーム』に続く待望のスパイダーマン映画第2弾


レビュー

世界を大きく揺るがした『アベンジャーズ/エンドゲーム』(2019年)のサノスによる襲撃。『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』は21世紀で最も大規模なサーガに打たれたショッキングな終止符と、ドラマティックなフィナーレに比べてしまうと物足り無さを感じてしまいかねませんが、マーベル・スタジオとは言え毎作が『アベンジャーズ/エンドゲーム』に見劣りしないはずがありません。『アベンジャーズ/エンドゲーム』の余韻が残る中、同様のスペクタクルと熱量を期待すると、少々拍子抜けしてしまいます。

しかし、世界がサノスの呪縛から解放された様に我々も気持ちを切り替えて『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』のスクリーンに腰を据えると、前作の『スパイダーマン:ホームカミング』(2017年)に追従する微笑ましいティーネイジャーの青春コメディ映画らしい側面が観られて気楽に楽しめました。

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然りとて『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』は始終、ティーン同士の緩いコメディ映画かと言えばそうでは無く、オープニングは『アベンジャーズ/エンドゲーム』の余波を意識させる暗さも描いていて、ピーター・パーカー/スパイダーマンがトニー・スターク/アイアンマン亡き世界をどの様に受け入れ、生きるべきか模索している様子が沁々と伝わります。ヨーロッパ旅行に向けては徐々にティーン映画を思わせるシーンが存在感を滲み出し始め、クエンティン・ベック/ミステリオの登場と共にアクションが繰り広げられますが、そこまでが冗長でした。好意を寄せる同級生へどの様に想いを告げるべきか親友に相談するシーンから始まる青春ストーリーも緩やかに進み、一方でスパイダーマンとしてのヒーロー物語もスピード感は無く、前半は比較的退屈です。

ピーター/スパイダーマンが想いを寄せるMJに近付こうと不器用に画策しては失敗するチャーミングなシーンも繰り返されると、始めは笑えても次第に強めの鼻息に変わりますし、ニック・フューリーを留守電へ送り続けるピーター/スパイダーマンも次第にスパイダーマンとしてのストーリーの足を引っ張っている様な感覚に陥って歯痒い。『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』のペースに一押しを加えるクエンティン/ミステリオに扮するジェイク・ジレンホールの存在感は大きいです。

クエンティン/ミステリオのコスチュームも原作コミックスに対するオマージュを感じるデザインですし、その点は評価したい。


映画『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』のネタバレ
クエンティン/ミステリオのコスチュームは戦闘中も動き易い様に胸のアーマーが細かいパーツで出来ている事が分かる

出典:”Spider-Man: Far From Home(2019) ©Columbia Pictures”『参照:https://www.imdb.com

『スパイダーマン:スパイダーバース』(2019年)の革新的なアニメーションは記憶に新しいのですが、『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』のジョン・ワッツ監督の慧眼は無論その事も視野に入れている様で、クエンティン/ミステリオの幻惑はCGiとカメラワークを巧みに駆使したシーンに仕上がっています。ただ、『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』では然程気にならなかったものの、慎重にアプローチして欲しいのがゲームへのオマージュ。PlayStation 4向けに販売された『Marvel’s Spider-Man』(2018年)にインスパイアされたカットは幾つかありましたが、その為か、特にアクションはゲームのプレイ動画を観ている様な感覚がありました。

『Marvel’s Spider-Man』はオリジナルのストーリーと作り込まれた世界観が好評を博しましたが、折角の実写映画である以上はイースターエッグを忍び込ませる以外に過度な融合は避けて欲しいと感じています。

『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』でピーター/スパイダーマンが陥る、一種のアイデンティティ・クライシスが、クエンティン/ミステリオの幻影を通じてオーディエンスにも視覚的に伝えられる様に利用されている点も実にクレバーです。サム・ライム監督の『スパイダーマン2』(2004年)でピーター/スパイダーマンが突き当たった、スパイダーマンのマスクを棄てて、平凡な大学生としての生活を切望するクライシスに近しいのですが、『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』では苦悩し、迷っている有り様が一層良く分かりました。クエンティン/ミステリオに惑わされて闘う間もなく、一度は苦渋を喫したピーター/スパイダーマンが意を決して立ち上がり、スパイダーセンス、即ち感覚を頼りに挑むシーンは素晴らしい。トニー/アイアンマンにはなれなくても、己に出来る事と向き合い、突き進む事を決めたピーター/スパイダーマンが心で闘ったからこそ打破出来た様を表していて、マーベル・スタジオらしい奥深さを感じました。


映画の評価
トニー/アイアンマンに託された責務を果たす自信を失い、申し訳無さと無力感に涙ぐむピーター/スパイダーマン

出典:”Spider-Man: Far From Home(2019) ©Columbia Pictures”『参照:https://www.imdb.com

ピーター/スパイダーマンを演じるトム・ホランドの少年と青年の狭間を思わせる絶妙なチャームも健在。前作、『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』(2018年)、『アベンジャーズ/エンドゲーム』に続いて『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』でも、パワフルなリードである事を再び実感出来ます。『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』のエモーショナルな要素はホランドが殆ど操っており、口元が緩みます。ホランド演じるピーター/スパイダーマンであれば、ニューヨーク市内をただスウィングし続けて飼い猫を木から助けたり、老婆に道案内したり、”親愛なる隣人”として振る舞うだけの映画であっても充分に満足して劇場を後に出来そうです。

『アベンジャーズ/エンドゲーム』で確約された成功に多少慢心してしまった為か、失点は想像以上に散見されたものの、『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』は相変わらずマーベル・スタジオがファンをグリップし、誰もが楽しめる映画体験を与えてくれる作品である事に変わりはありません。アクションも劇場の大スクリーンで楽しむ様に出来ていますし、気軽にエンターテインメントを楽しみたい方にお勧めしたい映画です。

映画『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』のネタバレあり評価
スカイ君
あれだな、予告編で大凡想定していたストーリーを覆してサプライズして欲しいっていうワガママがあったんだよな。ミステリオって調べちまえばだいたい話の流れは想像つくし、こう捻りが欲しかったというか!
モカ君
えっ、でもボクはミステリオのイリュージョン、スゴイと思ったし迫力あったから楽しかったよ!大きいスクリーンで観るのって良いなって改めて思った映画!
映画『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』のネタバレ評価、ジーン・グレイ
スカイ君
そこは確かにな!てーなトコで、いつも通りこっから先はネタバレありでレビューして行くぞ!観どころや大筋のプラスマイナスポイントだけ抑えておきたい人は、ネタバレなしのここまでにして、一回観てからもう一度来てくれ!
覚束ないギャグは滑りとヒットを繰り返し、物足りないアクションが勿体無い『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』

ジョン・ヒューズ監督の『ブレックファスト・クラブ』(1985年)や、『フェリスはある朝突然に』(1986年)をモチーフにした『スパイダーマン:ホームカミング』のアンビエンスは受け継がれていますが、ギャグのセンスは残念ながら欠け落ちた印象を受けました。

J・B・スムーヴ演じる引率者のデル先生が繰り返し魔女や魔術が怪物を呼び起こしたと論じますが、明らかなギャグでありながら素直な笑いを引き出すには至りません。恰もオーディエンスが白けてしまう事を先読んでいた様に、繰り返す度に表情が大仰になり、一旦淹れたての煎茶でも飲ませたくなります。前作以上にコメディ色を増したロジャー・ハリントン先生に扮するマーティン・スターも、ぎこちなく、しかし肚に落とし込む猶予を与えない勢いで次々と滑稽なシーンを放ちます。『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』で最も笑いを届けてくれるのは、トム・ホランドとジェイコブ・バタロン演じるピーター/スパイダーマンとネッドのコメディですが、『スパイダーマン:ホームカミング』に比べると二人のスクリーンタイムは少ない

ストーリー上もギャグの為にディテールが犠牲にされた様で、その点も少々不満でした。正体を隠すべくニック・フューリーから黒いスーツを受け取るシーンも、機密任務を遂行しているスパイ組織のはずが扉の鍵を掛けず、部屋の外に見張りも立てないなどアメコミ映画とは言え、不用心過ぎて一瞬、映画から身を引いてしまいました。こうしたディテールへの注意が失われ過ぎると、精巧でエンターテイニングなアメコミ映画が単なるコスプレ映像に成り下ってしまうので、コメディともバランスを保ちながら設計して欲しいと感じました。

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ただ、こうしたマイナスはありつつもピーター/スパイダーマンのクラスメイトが見せてくれるティーネイジャーの可愛らしい言動も面白いですし、観どころとしてはポイントです。


映画『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』のスパイダーマン
『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』のラストは派手だけど、スパイダーマンらしいアクションを映し出す格好のアングルで捉えられてないのは残念

出典:”Spider-Man: Far From Home(2019) ©Columbia Pictures”『参照:https://www.imdb.com

そして観どころと言えば、『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』のアクション。

クエンティン/ミステリオの幻影もその1つですが、『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』ではヨーロッパの街中を飛び回るピーター/スパイダーマンが観られます。ロンドン橋を舞台にしたラストのショーダウンも悪くは無いのですが、『スパイダーマン:ホームカミング』に比べるとウェブスリンガーらしいアクションは少なめだった印象を受けます。ピーター/スパイダーマンはクローズアップで撮影されたアクションが多く、そうでないシーンはクエンティン/ミステリオの眩暈を誘う幻影の中になるので、期待していたアクションは味わい難い。フレキシブルでアジャイルな身体能力を活かしたアクロバティックな動きを堪能したかったオーディエンスとしては、不完全燃焼

『スパイダーマン:ホームカミング』でフェリーを繋ぎ止めようとしたシーンで、人間離れしたスピードと精度で障害物を避けながら的確にウェブを放つピーター/スパイダーマンを彷彿とさせるアクションが観たいと思いました。

しかし一口にアクションと言っても、ウェブとパンチやキックに限りません。ゼンデイヤ演じるMJとピーター/スパイダーマンの恋模様も映画の重要なアクション。『スパイダーマン:ホームカミング』でもリズ・トゥームスとの恋愛がサイド・ストーリーとして描かれましたが、『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』ではクエンティン/ミステリオとの闘いと同程度にスポットライトを当てており、蔑ろにしない。ゼンデイヤとホランドの相性も良く、チャーミングで、少し青臭い恋愛の美しさを画します。

その点、ゼンデイヤとホランドの関係は人間らしい、リアルな温かみを感じますが、二人を除いたキャストはオリジナリティの欠如やアニメーションと実写の間に囚われてしまった様でした。

キャストのパフォーマンスは概ね良いが、ジェイク・ジレンホールはラストで本領を発揮

ゼンデイヤのMJはダークなユーモアを纏ったユニークなキャラクター。

常に想像の斜め上を行く会話や返答を自然に放てる印象的なキャラクターとして、思春期の至りである高校生に難なく馴染みます。『スパイダーマン:ホームカミング』では『ブレックファスト・クラブ』のアリソンにインスパイアされた掴み所の無い不思議な雰囲気を醸し出すキャラクターに過ぎませんでしたが、『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』ではピーター/スパイダーマンとのコミュニケーションを通じて少女らしい側面や表情を見せ、キャラクターに深みを与えてくれたのは喜ばしいポイント。

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そしてピーター/スパイダーマン。プラハに向かう途中のバスで、トニー/アイアンマンから譲り受けた最新鋭のテクノロジーを使って実に馬鹿な騒動を引き起こしてしまいますが、それさえも憎めない高校生の失敗らしく思わせてしまうトム・ホランドは言わずもがな。

アベンジャーとしてS.H.I.E.L.D.や世界がピーター/スパイダーマンを必要としている事態でも、MJに夢中になってしまうピーター/スパイダーマンも微笑ましくて責める気にはなれません

但し、ゼンデイヤとホランド以外のキャラクターに関してはそうも言えない。


映画『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』のネタバレあり評価
トニー/アイアンマンが最初のスーツを造る時と同じテクノロジーを自在に操り、新たなスーツを生み出すピーター/スパイダーマン

出典:”Spider-Man: Far From Home(2019) ©Columbia Pictures”『参照:https://www.imdb.com

前作以上にコミック・リリーフとしての役回りを課せられた様に見受けられる、ジェイコブ・バタロン演じるネッドは、スクリーンに映り込むだけで背景に燃え盛る炎やビルの残骸が積み上がっていても、緊張感を打ち消してしまう。ホランドのピーター/スパイダーマンとの絡みが薄れた為か、ネッドのコメディは一人歩きしてしまいました。

そして『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』でヴィランを演じるジェイク・ジレンホールは女性の目に優しくセクシーな笑みを湛え、ピーターと親交を速いペースで深めますが、機械的で味気無い表面的な友情である事は感知出来てしまいますし、クエンティン/ミステリオがトニー/アイアンマンと被ってしまい、プラハでの闘いまでは存在感が殆どありません。ビルの縁に座って悩むピーター/スパイダーマンの前に浮遊して声を掛けるシーンは、『スパイダーマン:ホームカミング』で湖に落下したピーター/スパイダーマンを救ったトニー/アイアンマンと敢えて重ね合わせる様なカメラアングルやポージングとなっています。

イーディスをピーター/スパイダーマンから受け取り、オーディエンスにその正体と目論見を明かしてからは、ジレンホール自身もクエンティン/ミステリオに扮する事を心から愉しんで居る様子が伝わり始めます。


映画『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』のネタバレ
オフスクリーンでも意気投合したらしいホランドとジレンホールはピッタリなタッグ

出典:”Spider-Man: Far From Home(2019) ©Columbia Pictures”『参照:https://www.imdb.com

『スパイダーマン:ホームカミング』でエイドリアン/ヴァルチャーがリズの父親だったと明かされるシーンの様に驚嘆するポイントはありませんし、既に述べた通り期待していたアクションは観られませんでしたが、ジレンホールとホランドがパフォーマンスに注ぎ込んだエネルギーは感じますし、クエンティン/ミステリオの脅威は確かに宿敵に相応しく、ヴィランそのもの。イリュージョニストのクエンティン/ミステリオが映画の特撮場面よろしく、決して格好は良くないモーション・キャプチャー用のスーツに身を包んでも霞まないジレンホールのカリスマは流石と言ったところです。

『スパイダーマン:ホームカミング』を越えるエンターテインメントではありませんが、充分に楽しめるブロックバスター。ウェブヘッドのアクション不足は少々居た堪れない気持ちになりますが、総じて青春と派手なバトルは楽しめる映画でしたので、アクション好きなら見逃せません


この映画を観られるサイト

『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』は6月28日より全国の映画館で公開!可愛らしい青春、アクション、全てを楽しみたいなら一見してみる事をお勧めします。

トム・ホランド好きとしては、それだけでも鑑賞するポイントになりますが!

まとめ

『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』はフェーズ3のラストを飾る作品ですが、『アベンジャーズ/エンドゲーム』のショック波を上手く落ち着かせた映画でした。明るく、楽しく、ティーネイジャーのアドベンチャーで締め括ろうとした夏のアクション作品。

スパイダーマンを思わせるアクションは少なく、前作を越えるレボリューショナリーな映画ではありませんが、一旦迫り来る夏の熱波に備えて元気を貰い、楽しむ分には是非お勧めしたいアメコミ映画です。

『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』をネタバレありでレビュー
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