無限大級のエンタメ、『アベンジャーズ インフィニティ・ウォー』は全人類必見!ネタバレありで観どころを紹介

SF

アベンジャーズ インフィニティ・ウォー


監督アンソニー&ジョー・ルッソ
出演:ロバート・ダウニーJr.、クリス・エヴァンズ、エリザベス・オルセン、クリス・ヘムズワース、トム・ホランド、クリス・プラット 他
言語:英語
リリース年:2018
評価★★★★★★★★★☆



~”このスケールのデカさは空前絶後、マーベルファンじゃなくても迫力に圧倒される”~

 もくじ


 あらすじ


全ての本質を司る6つの石、インフィニティ・ストーン
6つ手に入れると世界を滅ぼすも造るも自由な無限の力を得られると言われていた
資源枯渇による生命を苦しみから解放すべく、その究極の力を秘めた石を狙うサノス
サノスはインフィニティ・ストーンを使って全宇宙の生命を半減させようとしていた
地球ではサノスを阻止すべく、最強ヒーローチーム“アベンジャーズ”が集結
全宇宙の命運をかけた壮絶なバトルの幕が開ける
果たして、アベンジャーズは人類を救えるのか
アベンジャーズ全滅へのカウントダウンが始まった-


 レビュー

『アイアンマン』(2008年)が銀幕に登場してから10年。

実写化が難しいと予想された『ドクター・ストレンジ』(2016年)もベネディクト・カンバーバッチの妙々たるパフォーマンスで成功を収め、アメコミ文化に疎かった日本にも広くその存在を浸透させ、一つの時代を築いたとも言えるアベンジャーズ。その終焉の序章を描いた映画が『アベンジャーズ インフィニティ・ウォー』です。(続編で、11年に亘るインフィニティ・サーガ完結編『アベンジャーズ/エンドゲーム』のネタバレ解説はコチラへ)

アベンジャーズってそもそも何?

アベンジャーズインフィニティウォー

“Avengers(2012) ©Marvel Studios”

実業家で天才的な頭脳を持ったトニー・スターク(アイアンマン)を始め、通常の軍事勢力では太刀打ちできない地球内外の脅威から人類を守るべく結成された精鋭チーム。対テロリズム組織でもあり、スパイ組織でもあるS.H.I.E.L.Dの長官ニック・フューリーが秘密裏にメンバーをスカウトし、様々な脅威から地球を死守したが『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』(2016年)でアベンジャーズの暴走を恐れた国連が提案した”ソコヴィア協定”が原因で決裂。

第二次世界大戦中に貧弱な身体付きだった為に軍への入隊を認められず、超人的な身体能力を得られる検証段階にあった血清の実験台となって誕生したキャプテン・アメリカ(スティーヴ・ロジャーズ)を始め、数人のメンバーが行方不明となっていたが『アベンジャーズ インフィニティ・ウォー』では散り散りのアベンジャーズたちが再び終結。

一瞬にして存在する全宇宙の生命を消し去る事さえできる6つのインフィニティ・ストーン。常人は石の一つに触れるだけでもそのエネルギーに耐え切れず、消滅すると言われる強大な力を宿した石。資源を守るべく、増えすぎた生命体を半分消し去ろうと目論むサノスは、一つ、また一つとインフィニティ・ストーンを手にして行く。その内、ドクター・ストレンジが持つタイム・ストーンと人造アンドロイドのヴィジョンに埋め込まれたマインド・ストーンの2つは地球に存在しており、サノスの魔の手が迫る・・・

宇宙の全生命を守らねばならないアベンジャーズだが、これまでと比較にならない凶悪で強力な敵を前に手も足も出ない。アベンジャーズ最後の闘いの火蓋が切って落とされた。

『アベンジャーズ インフィニティ・ウォー』を含め、旧作の『アベンジャーズ』を無料で鑑賞したい方はU-NEXTで体験登録すれば良し!1ヶ月間好きなタイミングで何度でもスマホやタブレットでも映画が観られます。4月の『アベンジャーズ/エンドゲーム』公開に向け、『アベンジャーズ インフィニティ・ウォー』だけでも鑑賞してみては如何でしょうか!

4回も劇場まで観に行った映画です。ちなみに出演しているドラックス役のデイヴ・バウティスタは合計6回も劇場で観たそうです。それなのにファンに気付かれなかったらしい(笑)。

4回観ても飽きないし、もう一度劇場で上映して欲しいくらい。前作を観ないと分からないとか、他のマーベル作品と繋がっているとか最早どうでも良いスケールとクォリティ。10年間、マーベル映画の変遷を追っているファンならストーリーに胸打たれる事もあると思いますが、そうでない方でも遊園地の様な楽しみを味わえる映画です。

何より素晴らしいのが何人ものヒーローの個性を全面に活かした登場シーンの数々。一人ひとりの見せ場がしっかりしていて、ガッカリな瞬間がない。ちなみにアントマンとスパイダーマンの違いが分からない彼女と一緒に観ましたが、そんな彼女でさえもう一回観たいそうです(笑)。

スカイ君
本当に楽しかった!クリエイティビティが活きた迫力、映像美、細部へのこだわりを感じる”映画”ってエンタメだったな、劇場から出た時は言葉をなくしたぜ、色々な意味でな
モカ君
コミックスから実写化して欲しいシーンやコスチュームも盛りだくさんだったね!

物語は『マイティ・ソー バトルロイヤル』(2017年)の続きから幕を開けます。必死にS.O.Sを発信するアズガルドの難民船。夥しいアズガルド人の遺体を見下ろすサノス。このシーンから心臓は鳴りっ放しでアドレナリンもギンギン。半壊した船のヘリに立つサノスの登場シーンは、ただそれだけで絶望感を煽ります。弱ったソーを片手で軽々と持ち上げるだけでなく、ハルクと素手で殴り合ってあっけなく勝利・・・


全宇宙の生命体を50%に減らす事を目論む、”狂気のタイタン人”サノス


出典:”Avengers: Infinity War(2018) ©Marvel Studios”

ファイティング・シーンが絶賛された『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』(2016年)を監督したルッソ兄弟がメガホンを取った事もあって、インフィニティ・ウォーのアクションも見事。ハイスピードで展開されるアクション、流れる様に切り替わるアングルが退屈を許しません。アイアンマン、ドクター・ストレンジ、スパイダーマン、ガーディアンズがサノスと拳を交えるシーンは傑出した芸術に近い技斗(ぎとう)を観せてもらえます

未鑑賞の方に一言だけことわっておくと、色々な意味で”ヒーロー映画だからどうせ正義の味方が最後に勝つんだろ”はもう通用しません。

(既に鑑賞されて2019年4月公開の続編『アベンジャーズ/エンドゲーム』の予想が気になる方はコチラ、または『アベンジャーズ/エンドゲーム』予告編の考察はコチラへ!『アベンジャーズ インフィニティ・ウォー』のネタバレ含みますのでご注意)

スカイ君
悪いが、ここからはネタバレありだ!まだ観てない人には是非観てから読んでもらえると嬉しいぜ!
モカ君
観た人とインフィニティ・ウォーでトークしたいよー!
10年間、何があっても勝利してきたアベンジャーズが手も足も出ない

少し大袈裟か、覚醒した雷神ソーはクライマックスで片手一本くらいは出せていました。

しかし、ここまで追い詰められたアベンジャーズは初めて。映画の逼迫した雰囲気は絶妙で、”え、まさかここで死ぬ?”と涙腺ダムが決壊しかける油断出来ない演出が際立ちます。どちらに転ぶか全く分からないストーリー

『アベンジャーズ インフィニティ・ウォー』が楽しい大きな理由の一つ、結末も一寸先も予想できないというハラハラ感。ファンならマーベル映画が世に出てから10年間、愛着を育んできたキャラクターですから、余計に息詰まります。今回ばかりは、マーベル映画の一つのフェーズが終わる為の映画とあって気が緩められません。


『アベンジャーズ インフィニティ・ウォー』
あのアイアンマンもここまでになるのか


出典:”Avengers: Infinity War(2018) ©Marvel Studios”

今まで頼もしく見えたヒーローが急に小さく、頼りなく見えます。

と言っても、対サノスのバトルシーンではと言う意味ですけどね。先程絶賛したサノスの故郷、タイタン星でアイアンマン、ドクター・ストレンジなどアベンジャーズでもトップの頭脳を持ったヒーローとサノスが雌雄を決する緊迫したシーンは絶対に見逃せない

『アベンジャーズ インフィニティ・ウォー』
スカイ君
前代未聞のアトラクションに乗った感じだったな、大画面の迫力もあってとにかく物凄かった
『アベンジャーズ インフィニティ・ウォー』
モカ君
映画館から出た後も暫くワォ、しか言えなかった!すぐもう一回観たくなったよ

もう一つの見逃せないシーンは2018年に銀幕へデビューを果たしたしたブラック・パンサーの母国、ワカンダで繰り広げられるバトルです。

空前の絶大的スケールで満喫できるアベンジャーズ

ロケ地がヨーロッパからアジアまで様々な国をまたぐ大スケール、と言う意味ではありませんが、スクリーンの中で起きている事のスケールが、これまでと違います。

アベンジャーズ、ドーラ・ミラージュ、ジャバリ族、ボーダー族、そして何全体もの悍ましい怪物を率いたサノス・チルドレンの軍。『アベンジャーズ』(2012年)でもロキ率いるチタウリ軍がニューヨークで繰り広げた決戦なんてものじゃない。

さらに、フィールドがビルだらけの市街地ではなく、視界が開けたワカンダの大草原だから、映画のシーナリーとしては好適。血が奮い立つ様な激闘に心が高鳴ります。



インフィニティ・ウォー
これだけの人数が一斉に闘う最終決戦は伝えきれないくらいの圧巻


出典:”Avengers: Infinity War(2018) ©Marvel Studios”

あの人数が結託して最後のインフィニティ・ストーンを死守すべく闘う姿が、これ以上なく格好良い。そして、戦争映画で闘いの火蓋が切って落とされた瞬間さながら雄叫びをあげて互いの軍が疾走し、衝突するシーン。

ビームや光線の放ち合いではなく、ワカンダの最終決戦ではキャプテン・アメリカとブラックパンサーを筆頭に殆ど素手、または刀や盾を使った近接戦で溢れ来る敵軍を討ちます。ここでもカメラのアングルやクローズアップが実に上手く、良く撮影されていて戦場に放り込まれた様な臨場感があります。

まさにウォー、戦争。

この闘いにアイアンマンやドクター・ストレンジなど飛び道具を得意とするヒーローが居ないのも、恐らく監督の計算の内で、観る者を奮い立たせ、勇ましい気持ちにさせる”闘い”を見せたかったのではと感じた瞬間です。アベンジャーズ決死の”ウォー”を。その出来栄えが非常に素晴らしい。


インフィニティ・ウォー
タイタン星で起こるサノスとの闘いでもアベンジャーズとガーディアンズのメンバーが集結


出典:”Avengers: Infinity War(2018) ©Marvel Studios”

それに、スケールという意味で言うと一つの映画を分かち合うヒーローたちの人数も桁違い。これまで単独で行動していたガーディアンズが初めてアベンジャーズと絡むのも『アベンジャーズ インフィニティ・ウォー』。別々に走っていたキャラクターたちが遂にチームアップしていく様子はファンならば感慨深いもの。

スカイ君
シビル・ウォーの時も勢揃いの迫力が凄かったが、今回はその100倍圧倒されるぞ!アクションシーンが好きな人なら絶対に、絶対に楽しめる作品だ

『アベンジャーズ インフィニティ・ウォー』がまた凄いのは、この人数のキャラクターたちを登場させているのにシッチャカメッチャカにならない事。2時間半の上映時間は確かに一般的な映画よりも少し長めですが、それにしても各自の見せ場がしっかり、しかしこれ見よがしではなく、自然にストーリーに織り込まれている。

原作コミックスの名シーンもキャラクターのハイライトも忘れない

原作コミックスにはハードコアなファンなら誰もが知る有名シーンがありますが、映画がそこをしっかり汲み取っているあたりも評価できます。

勿論、この点はあくまでもファンの目線でしかありませんが、フェアに観客として楽しませてくれるポイントはそれぞれのヒーローの使い方。ソーとスーパーマンの違いが分からない方でも、大体誰に何が出来るか分かる様になっています。


インフィニティ・ウォー
ワカンダ軍が敗れそうなその時、全てを救いに来るソーはまさに神


出典:”Avengers: Infinity War(2018) ©Marvel Studios”

ソーに関しては一番最後まで焦らされましたけどね。

前半は敗けたり、武器を造る為に半死にしたりとラグナロクで魅せた”神”級の強さはいずこへ・・・と思っていたら、ワカンダの最終決戦でウワォーマイガーッ!

多勢に不勢、ワカンダ軍が圧倒的に押されていると思ったら天から雷を纏って降りて来た姿の神々しさたるや。その後も命懸けて造った斧を一振りしたら、半径50mくらい消し飛んでないか。

語り始めたら終わりが見えませんが、後はスパイダーマン!スパイダーマン ホームカミング』(2017年)のラストで惜しくも諦めたアイアンスパイダーのスーツ、あれをバンバン活躍させてくれます。彼の俊敏な動きをアシストする、背部の脚(ウォルドー)もコミックス通りだし、『スパイダーマン ホームカミング』では観られなかった待望のアクションを存分に満喫出来て、非常に嬉しかった。

映像美とスペクタクルは素晴らしい反面、マーベル映画の中で最も憂鬱になる作品

さて、全体として素晴らしい出来なのは変わりませんが少し残念な点も。個人的には仕方ないのではと思いますが。

ローラーコースターに乗っているかの様な楽しさに近いので、感情の奥底を喚起させる様なエッセンスは『アベンジャーズ インフィニティ・ウォー』にはありません。ピクサーのインサイド・ヘッドの様に世代を超えて、人間なら誰でも共感出来るメッセージもない。ショッキングな映画なので、感情に訴えかける何かは確かにありつつも考察は専ら『アベンジャーズ/エンドゲーム』(2019年)のシノプシスや伏線の回収に寄りがち。

その点、クラシカルな意味で名作映画とは言えません。派手なスペクタクルに見合うだけのエモーショナルな要素があれば勿論素晴らしいのですが。


インフィニティ・ウォー
ヒーローでもどうしようもない事が・・・苦渋の決断と衝撃のラストとは


出典:”Avengers: Infinity War(2018) ©Marvel Studios”

ただ、ある意味ハンカチ片手に観た方が良いかも。

映画館から出た後に人生について考えたり、自分や家族の事を振り返ったりする映画ではありませんが、『アベンジャーズ インフィニティ・ウォー』で犠牲になった愛するヒーローたちの最期や、今までにないショッキングで”あっ”と思わず声が出てしまうシーンを思い返すはずです。

なので、観ている間はどうしても泣きそうになります。もう一度言いますが、涙もろい人はハンカチの準備を。

それと・・・『アベンジャーズ インフィニティ・ウォー』ではヒーロー映画にはこれまであり得なかった、憂鬱なラストが待ち受けています。誰が死ぬか、死なないかだけではない、驚愕の終わりは誰しもショックで唖然とするはずです。

そうした全てのショックもスペクタクルもアクションも含めて、『アベンジャーズ インフィニティ・ウォー』は皆に観て欲しいです


 この映画を観られるサイト

せっかくスマホからも観られる優れモノな動画配信サービスですが、『アベンジャーズ インフィニティ・ウォー』は是非大型の画面で観て頂きたい!シンガポール航空の機内でも観ましたが、小さすぎて楽しさも半分でした。

この映画は高解像度と大型画面、そして出来れば音響の良い環境がベストです。

未だ無料視聴の対象になっていない配信サービスもありますが、U-NEXTなら初回登録で付与されるポイントを使う事で鑑賞できます。U-NEXTだけ実質無料ですね!何千本と動画があるサービスなので、いずれもお勧めです。無料体験だけでも是非!

 

 

 

 まとめ

初めて観た時のショックは今も残っています。素晴らしいグラフィックスとアクションでパックされた『アベンジャーズ インフィニティ・ウォー』ですが、観ていて辛いシーンや重い場面もあるので、他のマーベル映画の様に繰り返し気軽に観たくなるものではありません。

ポップなダンスミュージックではなく、ゆっくりと静かな環境で落ち着いてちゃんと聴きたい音楽。そんな作品です。

ヒーロー映画にアレルギーがあるわけでなければ、誰と誘って観ても楽しいでしょう。案外、若い女性からの反応も悪くないので、失敗はしないはず。

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